2018年1月14日 by 4th

黒流れ目千代鶴型鋼付四角玄翁

自分は『NATIVE WORKS一級建築士事務所』の代表の建築士であるとともに、明治から続く技術屋系工務店の4代目でもあります。

なので、昼間はバリバリの職人やってます!

 

職人って道具を大切にしてる方が多いですよね?

特に手道具に関してはこだわりが強く感じられます。

 

自分もそのひとり。

 

ずっと欲しかった鉋(カンナ)や鑿(ノミ)、玄翁(ゲンノウ)があるんだけど、自分がそれらを持つにふさわしい職人になるまでは、手にすることを我慢することにしてました。

でも、その世界に深く入れば入るほど 、理想の職人像ってヤツはどんどん偉大になってどんどん遠のいていくんですよね。

薄々「自分が求める一人前の職人って、一生追い続けることになるんだろうなぁ~」って悟りはじめてました。。

 

 

なので、もう我慢しないで買っちゃいました!(笑)

 

まずは玄翁(ゲンノウ)!

玄翁鍛冶の超名工である道心斎正行作『黒流れ目千代鶴型鋼付四角玄翁』を別製で作っていただいたものです

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おまけで、道心斎正行作の釘〆と冊子もいただきました

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しっかりとした木箱に入ってました

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かっけぇぇーーー!!

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悟空が初めてスーパーサイヤ人になった時のアノ興奮が甦りました!

 

玄翁柄は、道心斎正行氏の鍛冶場でコークスなどの煙で数年間燻した山桜の原木を使用

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鉈(ナタ)や鉋(カンナ)等を使って仕込みます

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イイ感じ!

(皮を残してるのはそれ自体が滑り止めになってくれるからです)

 

玄翁のヒツ(穴)をヤスリで面取り

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木槌で柄のケツを叩きながらドッキンッグさせます

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最後は、木殺しした柄の先っぽに水滴を垂らして完成!

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これからン十年 末永くよろしくお願いします。