2020年5月29日 by 4th

New Story 屋根

ガルバリウム鋼鈑を葺く場合のウチの標準仕様です。

基本的に下地は、野地板+ビルボードの二重張りです。

野地板は無垢材を使用してます。

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最近は施工が楽で安価な合板を1枚だけ張って済ます現場が多いと思います。

しかし私の経験上、湿気のこもりやすい屋根には接着剤で貼り合せた合板に耐久性は期待できません。

 

ちなみに、以前 某大手ハウスメーカーさんで建てた家の屋根をリフォームした時(築20年弱)にバラした合板の下地はこんな感じでした↓

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コレを見ちゃうと恐ろしくて合板が使えなくなりますよね😅

 

さらに野地板の上にビルボードを張っていますよ💪

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手間はかかりますが、雨音を低減すると共に、断熱効果により屋内への熱の伝わりをやわらげてくれます。

 

その上からルーフィングをしっかりと貼っていきます。

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ガルバリウム鋼鈑は、一般的には厚めでも0.35ミリを選択すると思いますが、わたしたちはさらに厚い鋼板を標準仕様としています。

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ジョイント部分を屋根垂木(野地板の下にある構造材)に合わせてしっかりと金物で固定しています。

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日本の高温多湿な気候は、屋根にはとても過酷な環境です。

手間を惜しまず細心の気遣いが必要ですね。